【10分で書く読書録】上岡正明「死ぬほど読めて忘れない高速読書」
たくさん本を読みたくて速読を調べていたらDaiGoのYouTube動画があった。しかしどうしても彼と同じ方法がしっくりこなかった。そこで偶然TSUTAYAで手に取ったこの本が「できそう!!」と思わせてくれた。
手法の多くはDaiGoと同じで目次を読むかと言った程度の違いしかない。
1冊を30分で3回読む方法で
1周目15分、ドッグイヤーをしながら情報をピックアップしていく
2周目10分、ドッグイヤーをしたページの前後に青ペンで書き込んでいく。内容はなんでも思いついたことを書けばいい。印象に残ることを買書けばなおよし。
3周目5分、ドッグイヤーした箇所で自分がこれから行動することを書いていく。例えば、if then ruleは使えそうだからご飯食べたら瞑想することにしよう、その紙を身につくところに貼っておこう、など。
DaiGoの解説だと部分部分のいいところをかいつまんでいる感じで全体像が見えてこなかった。基本はこの30分3回読みにしていこう。
ただやってみたがけっこう難しい。3周1時間程度かかってる。いや、格段に早くなってるんだけども。1ページ5秒で情報を拾い上げないといけないのだけど、その取捨選択がまだ慣れてない。まあ頭にちゃんと入ってる実感もあるしこうやってoutputして知識が身についてることも証明できるのでやはりいい方法だと思う。慣れていきたい。
outputノートをつくることを推奨してるんだけど、このブログで代用して行こうかなと。書くべき内容は、
・本を読む目的(何が知りたいか)
・タイトルと著者
・得たことを短文で
・実際にどう行動するか
の4つ。
本を読むことは行動を変え人生を変える手段であり、具体的にどう行動すべきかを示さなければいけないという考え方がジャストフィットしててそれもこの本が好きになった理由。
この本を読む前は、表紙裏に行う行動を書こうと思ってて、やっぱりその方法も悪くなさそう。ブログは必須で、表紙裏はできればやるくらいでいいかも。
思い出した。DaiGoが言ってた手法は「スキミング」だ。全く一緒ですね。
本の読み方 高速読書
改めて書くつもりなんですが、上岡正明さんの「死ぬほど読めて忘れない高速読書」からメモ。
①15、10、5分で3周回す
②3+2分、5分で読む
余裕があれば読書ノートをつける。
これはこのブログで代用しようと思います。
・学びたいこと
・タイトルと著者
・8-20字で重要部分の抜粋。多くても10個程度
・具体的な行動
を書くというもの。
まさに僕自身、本を読みっぱなしで「あ〜おもしろかった」みたいな次につながらないことは無意味だと思っていた。
本を読む意味
現時点で自分が読書に対する利点をどう考えているのかメモしておく。
基本は、刺激と反応の間にはスペースがあるという7つの習慣の第1の習慣がある。人生ではいろいろな選択をして今がある。どの大学に行くか、どんな勉強をするのか、今この瞬間何をするのか、誘惑に負けて怠惰になるのか、考えることを放棄するのか、全て自分の選択の結果である。もちろん自分の影響の輪が及ぶ範囲内での話である。
読書をすることは、その選択の幅を持たせ、選択肢を吟味する脳みそをくれる。選択の瞬間だけでなくその後の予測のヒントもくれる。一瞬一瞬の選択を意味あるものにし、より自分の望む方向への道筋を見せてくれるのが本だ。
本には、著者の人生が詰まっている。今の自分が抱えている悩みや抱えているとすら気づいていない状況を教えてくれる。たった1人の長くても100年程度の試行錯誤だけでなく、何億人、何百億人の世界中の人生を吸収することができる。
ありきたりな表現になるが、読むほどに人生が豊かになると確信している。
【10分で書く読書録】図解雑学精神分析
初めて高速読書を試してみた。
左に文章、右に図解となっていて右ばかり見れば早く読めるので最適だった。
でも、本来30分で3周回すはずが1時間かかって2周だった。難しいなぁ。まあ慣れたらできるんだろうけど。
意外に頭に入ってる気がする。
では内容について。
2002年に発売されたいけっこう古い本で、統合失調症を精神分裂病と記載し、いま名前が変わろうとしていると書いてあった。
岩田健太郎先生が言っていたが、これは差別的表現をなくそうと改名したそうだが統合が失調することのどこが差別的でないのか、と。
フロイトを軸に精神分析の変遷がメインで現在の精神分析のやり方を紹介している。
古い精神分析は現代人から見ると非常に滑稽で非常識なものばかりに見えた。
鬱や統合失調症を生理学的な異常と捉えない流れはごく最近、1900年代後半まであったと理解できる。
フロイトはその中間的な場所に位置しこの時代から精神分析が大きく発展したことは間違い無いだろう。
フロイトは「無意識」を重視し、その無意識には発達段階の性愛への障害があったという。
口愛期、肛門期、男根期、性器期を経て成長するがその過程で満たされなければ将来ヒステリーやうつ、統合失調症などの精神症状として発言するという。
非常に理解しがたい思いつきのように感じるが、認知行動療法の大元もここから来ている。スピリチュアルなイメージもある夢分析もフロイトは大事にしてきたものの1つだ。
医学の発展の始まりは現在の治療から見ればおかしなものばかりで、でもそこから重要なものが発展してきたのだとわかる。
現在医学も発展途上であると考えるべきだ。
次は臨床心理学、アドラー、ユング 辺りを読みたいなぁ。そういえば、DaiGoがおすすめしてた本の作者も何人かいたのでそのうちチェックしておこう。
【10分で書く読書録】池上彰「伝える力」
子供たちに日銀の説明をするところから始まり、自分が本当にわかっていないと説明することはできないという。
子供たちの質問は純粋で簡単なようにみえて実は的をついている。
国債を発行すれば借金となったりデフレが起こったりするがその単語自体がわからないから質問される。果たしてわかるように答えれるのか。回答がまたわからず質問が繰り返されることでいかに自分がちゃんと知らないかを実感する。
いわゆる無知の知というやつだが、岩田健太郎先生も「感染症パニックを防げ」「医学部に行きたいあなた〜」など多くの著書で大切な考え方だとのでている。
今の自分の状態で満足していれば成長しない。池上さんも珍しく強い口調で本書の中で語っている。
第2〜7章で具体的な伝え方の方法をわかりやすく教えてくれている。
もともとこの本を読みたいと思ったのは、QAの盛永先生の解説の悪さはどう言ったところが原因なのか知りたかったからだった。本書を参考にすれば、接続詞の多用があり前後の文章展開が稚拙なため接続詞に頼って流れを作っているところが多々ある。「あと」と言っても情報を付け足すことが多かったり、「じゃあ次行ってみましょう!ええーっと。」などいう必要のないことをあちこちで挟んでいるのも、間がなく重要部分がわかりにくい。重要部分がわかりにくいという点では「〜ます!」「〜てください!」のように重要な単語ではなく語尾にアクセントを置いているが、これでは無意味。すっきりきれいに解説したい気持ちが前面に出過ぎている。
第8章では、伝える、つまりoutputにためには上質なインプットが大切だと語る。ビジネス書などは論理展開がしっかりしているという点で良いし、ここはなるほどと思ったのは、小説は情景が思い浮かぶ表現の仕方を学べる素晴らしいという。
確かに、今まで小説を読みたかったが具体的な効果がわからずあまり踏み出せなかった。そのうち読んでみよう。